thinkchangの日々日誌

思ったことをつづっていきます

焼きそばを焼きたくないWEBエンジニアに贈る言葉

焼きそばを焼かされて雇用契約違反、まあ気持ちは分かる。

hiroki-uemura.hateblo.jp

ただ、こういう甘ったるいことをいう人間に、まず自分で事業をして、24万稼いでみろ、という発想になってしまう自分がいる。 24万、税引後の手取りで稼ぐのにどれだけ大変か、が分かっていない。 自分で事業やってみたらきっと分かるはずだ。24万すら稼げない。そんな人がおそらく大半であると思う。

周りをみれば、そりゃエンジニア不足しているから、給料は高騰しているし、安いと思ってしまう気持ちも分かる。 ただ、そんな現状も、今だけ、かもしれない。

すべてのエンジニアに贈りたいのは自分で物を作って稼げるようにならないと、給与が安いとか焼きそばを焼くどころの騒ぎじゃなくなると思うのです。 何度も言っているけど、この先のWEB業界、どんどんグローバル化が進む。 インド人がメガベンチャーのトップにどんどんなってる。事業領域も外資系にパイはどんどん取られてる。

今は、まだ移民規制もあるからいいけど、本格的に国がやばくなって移民を受け入れるなどして、 インドや発展途上のスーパーハングリーかつ優秀なエンジニアがガンガンはいってきて、エンジニア不足がなんらかの形で解消されたら、1,2日、焼きそば焼かされるぐらい、 ぬるいぬるい、と思うだろう。

将来的には、社食は毎食カレーになるかもしれないし、 明日から仕事はない、どうしても仕事を下さい、となったらエンジニアがインド人好みのスパイスが効いた日本人にとってはまずいカレーを毎日作らされるかもしれない。 いわゆるジョブチェンジだ。

俺、エンジニアだったのに、毎日カレーを煮ている、なんていう状況になっても文句は言えない未来が、ある種近づいている。 寿司食ってたエンジニアはハイパーインフレで資産を失うかもしれないし、インド人のために寿司を握っているかもしれない。それこそ、外国産のオープンソースの寿司握りソフトウェアをみんなに紹介している未来があるのかもしれない。

まあ確実に言えることは外資まみれになったら、明日からクビ、なんてことが普通に起こりうるわけですよ。 それはみなさんよくご存知のことですよね。

というわけで、焼きそばを焼きたくないなら、自分で仕事を作って稼いで、世界で勝って、 みんなハッピーな、よい日本の企業を作る!という人がもっと出てこないことには、暗い未来は明白であると思っているわけです。

PS ちなみに、私は、焼きそばを焼くのは苦ではない。なにせ、焼きそばを焼く過程で出る猛烈な暑さ、そして汗まみれという不快感を感じるが、 その後の風呂が最高に気持ちがいいのである。猛烈な不快感の後には猛烈な快感がまっている。 ただ猛烈な不快感を継続的な物にしてはいけない。弱っていくだけなのだ。 あくまで焼きそばを焼く回数をコントロールできる状態を自分で作れる環境を作ることが最も好ましいのだ。